うたかたの日々

3種類の民意
民意の主役 無党派層の研究

中央公論新社
橋本 晃和

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町田への取材の行き帰りで『民意の主役 無党派層の研究』橋本晃和を、読了する。
研究なんで綿密な分析が続き、アハハと笑えるものではないが、かなり面白い。

これ、大人たばこ養成講座のように、ふんだんにイラストを多用したり、
図解したり、内容をブレイクダウンしたら、もっと売れると思う。なんか惜しい。


長々と引用。

最近よく耳にする民意には3種類あるという。
A.「成熟する民意」B.「保身する民意」C.「未熟な民意」


A.「成熟する民意」とは、
「「改革実施」による“痛み”が少々自分にふりかかってきても我慢して支持しようとする民意」
さらに枝分かれして

○「年金・医療・介護制度に対して端的に現われる「権利−義務」意識、「受益−負担」意識に敏感な民意」
「この意識は強い市民・住民意識に裏づけされている」

○「環境問題や、国境を超えたグローバルな社会問題に対して端的に表れる「自己−他者」関係に敏感な民意である。
この意識は互いの強い共存意識に裏づけられている」

B.「保身する民意」とは、「自分たちの持っている既得権益を失いたくない人達」のことであるが、これも枝分かれする。

○「官公庁、民間企業の組合組織に「依存する民意」」

○「先祖代々、特定の政党を支持し続ける「世襲する民意」」


C.「未熟な民意」とは「一番投票に行かない人達」
これも枝分かれして

○「その場で拍手喝采はするけれど、かなり付和雷同的な態度で、いずれすぐ冷めてしまう「危うい民意」」

○「政治に振り向こうとしない、常に棄権する、または関心あれど投票せずの「無関心の民意」」

当然A.の層が拡大してはじめて「日本に本格的な政権交代型の政治運営が展開されるであろう」と。

あなたは、どーれだ?



コメント(4)| Track back(0) | 2005-12-21 20:32:03

■ A=新しい大人
Aを選択する人が「新しい大人」ですって、野村一夫の「未熟者の天下」は書いていますね。
大人と未熟者の綱引きは、Cの力を誑しこんでも動員することで、その都度局面が変わるのでしょう。
本当は誑しこまないで、啓蒙によってCをAに変換することが大切なんでしょうが、Aになりたいという気を起こさせるのは大変ですね、結局、教育問題なんでしょうか。
葉っぱ64 (2005-12-21 22:27:28)

■ NO TITLE
「改革実施」の言いだしっぺが痛まなそうな痛みには耐えるのはイヤです〜派。浪花節の民意。でしょうか。私の場合。プロが本気でだましにかかればすぐだまされるタイプですね(笑)。
クロダ (2005-12-21 22:38:28)

■ そこが問題ですね
葉っぱ64さん

教育もありますし、本人の自覚、
自立というのか、マスコミに煽られない、流されないリテラシーは、どうすれば修得できるのでしょう。
ただ、自民党の民主党化、民主党の自民党化で、ポスト小泉で政界大再編成でも起こらない限り、シロクロつけられませんよね。
曽根 朗 (2005-12-21 23:04:30)

■ 痛み
クロダさん

小泉政権の支持率が下がったと
またマスコミが騒いでますが、
前が高かっただけに過ぎなくて。
また自民党広報がどんなサプライズな
手を打つのか、いい意味でも悪い意味でも、楽しみです。
曽根 朗 (2005-12-21 23:10:55)

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