うたかたの日々

ディ・グ・ディン・ディン
資生堂ウーノのTVCM音楽って小西康陽あたりがつくってるのかと
思ったら、なんとなんとミシェル・ルグランではあーりませんか。
YouTubeからの貼り付け。カッコいい。
MICHEL LEGRAND - DI GUE DING DING.wmv

一歩進んだもの、仕切り直しとなったもの、
たぶんダメだったもの。悲喜こもごも。
ディ・グ・ディン・ディン


コメント(0)| Track back(0) | 2010-02-08 19:55:05

脳と私小説


昨日は、「武田シンポジウム2010」へ。
テーマは「脳と社会」。
相変わらずおやじ濃度が高い。ま、ぼくも含めてなんだけどね。
外は寒いが、会場内は熱くて睡魔に襲われそうになる。
一枚、もう一枚脱いで、いただいた予稿集の余白に赤ペンでメモを取りながら対処する。
期待していた生山岸俊男の講演もよかったが、他の二人の演者もすばらしく、
すごーく得した気分。
山岸の「社会科学」の対象領域など、ほんのとば口を知っただけでも、よかった。
いま高校生だったら、社会科学を専攻するかもね。
そのうち感想メモでも。

根津までの往復で『瘡瘢旅行』西村賢太著を読む。
彼の著作を読んだことがある人ならおなじみの同棲している女性と
私淑している私小説作家の著作の蒐集と。
業田良家の『自虐の詩』から笑いを抜いたひりひりする生な私小説の世界。
とことん自分のダメさ加減を描いている。
ともかくカツマーだのライフハックとは真逆。
でもぐいぐい惹かれてしまう。
いままでのものと違って祖母や父−父のことは出ていたが−が
具体的なエピソードが描かれ、こちら方面への新境地開拓を期待させる。
父親は反面教師のはずなのに、結局、同じ轍を踏んでいることに気づく。


コメント(0)| Track back(0) | 2010-02-07 13:06:08

真冬以下




雪の残り、ほとんどミニ氷塊状態のものを
投げて遊ぶ中学生の一団とすれ違う。
それにしても寒い。
朝のTVの天気予報で「真冬以下」といっていた。
よく考えると意味がわからない。
省エネを無視して部屋をあったかくして、
つらつらと仕事。
出力して推敲して今日中に送稿。

『ダーウィンの思想』内井惣七著を読む。
ダーウィンを哲学的アプローチからに解読したもの。
と、いってもさほど難しくはなく、面白い。
めっけもの。
ヒュームが与えたダーウィンへの影響や
タームこそ違えども、
ダーウィンとアダム・スミス、
ダーウィンとミルの見解の一致。など、
横系列のつながりが、ぼく的には収穫。
『進化の存在証明』リチャード・ドーキンス著にも
つながっている部分がある。偶然なのだが。
以下引用。

「大きなグループ(網)に属するすべての動物において、
それらの体制には相同性(細部は異なるにせよ、部分、部分での
対応が成り立っていること)が成り立っていることは、彼らが
共通の祖先から生じて、それぞれ多様に異なった条件に
適応してきたと考えれば、きれいに説明がつく。
例えば、人間やサルの手、ウマの前脚、アザラシのヒレのように
見える前肢、コウモリの翼の間には相同性が成り立っているのである」

「共感能力自体の起源は複雑な事情によるかもしれないが、
相互扶助を必要とする社会的動物にとって
これはきわめて重要なものなので、この能力が自然淘汰によって
増進させられたことは容易にわかる。そして、以上に述べたことは、
すべて、社会的動物としての人間にも当てはまるはずである」


コメント(0)| Track back(0) | 2010-02-04 16:07:39

ユッキでした
あ、これ、猫の『雪』の歌い出し。中高年はわかるね。
焼肉店なら「ユッケでした」。
先が見えない仕事と先が見える仕事が
くっついてしまった。
雪は一日限りか。
でも白い景色は、それなりにいいもの。

昨日・今日移動中に図書館で借りた『新潮12月号』の
山崎ナオコーラの『この世は二人組ではできあがらない』を読む。
タイトルにひかれたゆえ。
大学を出てアルバイトして専門学校へ通いつつ、
あるいは会社員しながら、
小説を書いては文学賞に応募する。
作家になるまでの若かりし日々。
塾の先生をしながら公務員を目指す彼との恋。
彼は草食系じゃなくて、意外と野心家なのだ。
通常なら性行為などのサービスカットがあってもよさそうだが、
一切ない。
柄にもなくその頃の自分とオーバーラップさせて読んでいた。
男はダメだめだなあとか。女子は社会への適応能力が高いんなあとか。
作者の思い出の音楽として出てくる
フィッシュマンズや小沢健二などの音楽も効いているが、
多摩川がトポス的役割を果たしている。
男女の関係を根源的に見ながら
表層的な共感できる口当たりのよい「恋愛小説」仕立てにしている。
「180枚」書いて言いたいのは、やっぱり、タイトルなのだろう。



コメント(0)| Track back(0) | 2010-02-02 18:04:12

今日は何だか
何だかあわただしい。あわただしくしてるんだけど。
昨日は、朝仕事から帰って、資料調べ。
午後は某編プロで筆記試験。
久しぶりだし、手書きだし、ちょっとあわてる。

今日は父親が突然開腹手術を受けるとの連絡を受ける。
大阪国際女子マラソンを流しながら
企画書のパーツをまとめていると電話。
結果は良好とのことで、ほっとする。
ころっと忘れていたTSUTAYAの更新をしに行く。

『進化の存在証明』リチャード・ドーキンス著を
まもなく読了。
あ、そうか、そうかの連続。
柔らかな発想には、毎度毎度頭が下がる。
そのひねくれ具合は音楽にたとえるならXTCか。


コメント(0)| Track back(0) | 2010-01-31 19:18:14

リアルな数字
東京スカパラダイスオーケストラ / 流星とバラード
カッコイイ。カラオケ、行ったら歌おう。行かないと思うけど。
ハードボイルド。男のやせ我慢。

猫が猫トイレでいつも同じところで用を足すので、
砂を交換するとき、そこだけアンモニアがしみついて、
なかなか落ちない。
猫トイレの向きを逆にしても、
同じポジションで用を足すのか試してみたら、
気にせずしていた。
繊細のようで鈍感。鈍感のようで繊細。

思ったほど雨は降らず、温かい。
ガスファンヒーターをつけないで、
某編集プロダクション提出用の登録票を書いたり、
プロフィールを出力する。
合間に確定申告の準備の準備をする。
エクセルで出たリアルな数字を眺める。
やばいなあ、まずいなあ。
気がつくと、猫が温風の出ていないファンヒーターの前で
恨めしそうにうずくまっている。


コメント(0)| Track back(0) | 2010-01-28 17:22:06

ワープロを出す




Webの求人欄で、とある求人があった。
条件に合う過去の仕事を探そうとしたら、
PCにはなく、いやはやワープロ時代に書いたもの。
10年以上前かよと、棚にしまい込んである年代ものの東芝ルポを出す。
スイッチを入れたらすぐ起動。これはいけるかと、
フロッピーディスクを入れたら、
うなったまま、うんともすんとも。
刷り上りももらってないし、どうしようかと思案に暮れる。

『貧困を救うのは、社会保障改革か、ベーシックインカムか』
橘木俊詔・山森亮対談本を読んでいる。
対談なのでわかりやすく頭に入る。
ネットのニュースで就活中の大学生の公務員が人気というのもわかる。
不況になると、公務員。
ぼくのときもそうだったような。いまさらのネタだよな。
落ち目の広告代理店というイメージが強いが、
ほんとに入りたい人にはチャンスだよ。
あとは昨晩のTVで春闘で定期昇給がないとサラリーマンは
大変だって特集組んでたけど、今日日、みんな大変なわけで。
この本読むと、
やっぱり正社員も非正規社員もパートも、中高年も若者も、
男性も女性も基本的に同一賃金にして、
それぞれに失業保険を付けるとかしなければ、
貧困格差は防ぎようがないとか。

引用-1
「橘木 −略−私は同一価値労働統一賃金の原則を日本で考えても
いいというふうに思います。
なぜそれを強力に主張するかというと、いまや正規労働と非正規労働の
格差が非常に目立ってきて、たとえ同じ仕事をしている人であっても、
正規で雇われている人と非正規でしか雇われない人との賃金格差が
非常に大きい。だから、同一価値労働同一賃金の原則を認められれば、
正規の人も非正規の人も同じ仕事をしているなら1時間あたりの
労働賃金が同じになるわけだから差別はなくなり、総賃金の差は
労働時間の差だけに依存するというふうになる」

引用-2
「橘木 −略−男にも働かないという選択肢があってもいいだろうと。
それから、男でもパートタイマーで働くという選択だってあっていいだろう、
なぜ女性だけか、ということはさかんに書いています」

引用-3
「橘木 −略−男にも働かなくていいという選択を認めるならば、
ベーシック・インカムが必要です」



コメント(0)| Track back(0) | 2010-01-27 16:50:46





仕事関係の種まきは、ゆるやかではあるが、
芽を出しつつある。大切にせねば。

『Nの肖像』仲正昌樹著を読む。
作者の統一教会体験記。
インタビュー形式なので
生い立ちからはじまり、広島の高校から東大に入学、
で統一教会に入信し、脱会するまでの日々が
淡々と記されている。
要するに作者は、自分の居場所をずっと探していた。
結果的に統一教会の世話になった。
とはいえ、珍味売りはするが、売れずなど、
100パー洗脳されることなく一定の距離感を常に保っていた。
統一教会側から見れば、ダメ信者だったのだろう。
大学では原理とレッテルを貼られ、大学院の試験に失敗、
その挙句、世界日報の記者となる。
やっぱりそこには自分の居場所がなく、
縁あって大学院に進む。
読後感が増田みず子の『シングルセル』に似ている。
あるいはかつてゼミで読まされたキルケゴールの一連の著作にも。
孤独というのか、お一人様に耐えるというのか。

社会が不安定になると、宗教が出てくる。
かつては「病」や「貧」が対象だったが、
日本が豊かになるにつれ自分探し、存在のアリバイなどが対象になった。
家族や地縁などが崩壊した今、
サヨク、ましてウヨクなど政治にあんまし期待できないとなると、
新たな宗教の出番となるのだろうか。


コメント(0)| Track back(0) | 2010-01-25 19:58:27

したくないことはしない



『したくないことはしない 植草甚一の青春』津野海太郎著を一気に読む。
昔『宝島』やJJ氏の著作で自身の生い立ちなどにふれたものを
読んでいたが、通史というか詳細に読めるのはありがたい。
日本橋の木綿問屋の三代目に生まれ、後年のガラクタ収集癖は、
父親のDNAを受け継いだものらしい。
独身が長かったのは、姉萌えだったりして(?)。
村山知義のマヴォなどシュールレアリスムや演劇活動での舞台装置の設計、
映画や戦前からのグレアム・グリーン好きなど
奥様が京都の名家の出とははじめて知った。
氏が亡くなってから30年経つのか。
氏の顔写真と平野甲賀の装丁とくれば、
版元はサイのマークの晶文社なんだけど、実際は新潮社。
こちらも月日の流れを感じる。
「好きなことをしていれば、いつか喰えるようになる」という氏の
発言が一時期、ぼくの座右の銘だった。
その裏返しが「したくないことはしない」なんだろう。

録画で『ブラタモリ』浅草編と
『NHKBS 大貫妙子 ピュアアコースティックライブ2009 』を途中まで見る。
こちらも「したくないことはしない」人たちだろ、たぶん。

コメント(0)| Track back(0) | 2010-01-24 17:15:37

服従スイッチ




企画書を送る。プロフィールを送る。
夕方から打ち合わせ。
せっせと種を蒔く。

『服従の心理』スタンレー・ミルグラム著の感想メモ。 

「子供は家族の繭を出ると同時に、制度化された権威システムに
移し替えられる。これがすなわち学校だ。ここで子供は、
個別の具体的なカリキュラムを教わるだけでなく、
組織の枠組み内でどう機能すべきかを学ぶ。
−略−かなりの部分は教師たちに規制されるが、
その教師たちがこんどは校長のもたらす規律や要件に
服従していることも子供は感じ取れる。
権威が倣慢さをだまって見逃したりはせず、
厳しく逆襲するということも学び、権威に対する唯一の適切かつ
居心地のいい対応は従うことである、というのも観察する」

服従は、「させる」よりも「する」方が、
気分がいいのはなぜだろう。命令とかも。
家族、学校、会社、社会のヒエラルキー、タテ組織の力関係により
有無を言わさずゴロニャンしてしまうことを学習する。
いま風に言えばライフハックの一つかも。

この本は「通称アイヒマン実験についての報告」である。

「だが本実験によって、−略−市井のごく一般の人々が、科学の実験の
手伝いという名目を与えられると、自分からは決してやらないような残酷な
仕打ちを他人に対して行ってしまう。平然と、ではない」(訳者あとがき)

作者はベトナム戦争を引き合いにこう述べている。
「多くの例では、技術が必要なバッファを提供することで
緊張を和らげる。ナパーム弾は、頭上三千メートルから
民間人に投下される。マシンガンの標的となるのは人間ではなく、
赤外オシロスコープの小さな点だ」

ゲーム感覚の戦争。心の痛みが生じない殺戮。
「自分からは決してやらないような残酷な仕打ち」ができるモードに
切り替わるスイッチは、誰にもあるようだ。残念ながら。
詳しくは
アイヒマン実験=ミルグラム実験参照。


コメント(0)| Track back(0) | 2010-01-21 15:01:01

梅よ殖やせよ




ダジャレですまない。
朝仕事から帰り、昼食後、図書館へ。
帰りに公園の咲いている梅を写メで。
陽射しが春っぽい。

資料になるようなどんぴしゃの本など
妄想以外の何物でもなく、
諦めてゆるゆると引き続き企画書書き。
でも設計図と各シートのタイトルは決めたので、
業界動向のネタ拾いや具体的なコンテンツ案など
細部を埋めていく。
紙は細部に宿る。
書けるピースから書いていき、
powerpointで清書、つーか見栄え良く図式化。
で、トンネル開通のように
プランがつながる(はずだ)。
途中、水漏れや落盤がなければいいが。


コメント(0)| Track back(0) | 2010-01-19 16:55:43

カワイイ?カワイクナイ?



父親が入院したことを数日前妹から電話で知らされる。
容態を聞き、年齢も年齢だけに、ひょっとしたらと
思ったが、幸いに、入院してとりあえずは、
治まったようでひと安心。
十年以上前に大手術をして、それからはおまけの人生とでも
思っていると以前酔いながら聞いたような気がする。

『カワイイパラダイムデザイン研究』真壁智治著の読書メモ。

カワイイデザイン、カワイイ建築、カワイイ都市など
いまや世界で通じる日本語となりつつある「カワイイ」の正体を探る本。
たとえば、このあたり。

「「カワイイ」の感性領域
1サイズ感×完成度 2表情感×成熟度 3出会い感×タイト度
4温度感×硬軟度 5重量感×濃淡度 6秩序感×透明度
7距離感×郷愁度 8鮮明感×条理度 9質感×強度
10見た目感×出来度 11産地感×作家度 12連続感×浮力度
13バランス感×連想度」
と分類している。そのお手並みはなかなか鮮やか。
企画書やプロダクトデザイン、パッケージデザイなどのいいネタ本になるはず。
ただし、同一趣旨、異表現箇所が多々あるので、
お時間のない人は、平気で読み飛ばそう。

モダンデザインとカワイイデザインの違いについて。

「このようにモダンデザインとカワイイデザインにあっては、
人とデザインとの距離感に大きな差異があることが分かっただろうか。
このことは、少し視点を変えると、デザインと作家性という問題にも行き当たる。
モダンデザインでは人とモノとの間に距離が生じているから、
作家の存在がそのスキマに入り込んでくる。
カワイイデザインでは人とモノが同一化してスキマがないから、
作家性の入り込む余地が生まれない。
つまり、モダンでは作家にスポットライトが当たるが、
カワイイでは作家はゴーストになる。
あるいは、カワイイと感じることと、
作家に対する理解とは必ずしも重ならないのである」
カワイイは理屈や知識を超えたもの。
たとえば、
「深澤直人がデザインし、ニューヨーク近代美術館(MoMA)の
パーマネントコレクション(永久保存作品)に選定された」加湿器じゃなくて、
「カワイイ、ユニーク」で、
自分の部屋のインテリアに、あるいは私にぴったりな加湿器。ってこと。

概して大規模再開発は、非−カワイイらしい。
表参道ヒルズと代官山ヒルサイドテラスを比較している。
カワイイのは、ヒルサイドテラス。
安藤忠雄はカワイイ建築の担い手ではないようだ。
オトコデザインとか文中に出てきたような。
まあ立地条件の違いもあるが、
確かにヒルサイドテラスは歩いてて心地よい。
地下に元同僚の友人が勤めるステンドグラスの工房があったが、
いまもあるのだろうか。


コメント(0)| Track back(0) | 2010-01-18 17:48:29

そう来たか



『1968【下】』小熊英二著の読書メモ。

「作家のむのたけじは、地元の農民たちが全共闘運動に示した反応を、72年に
こう記している。
「『青くせえガキどもが棒をふりまわして、それで政府がぶっ倒せたら
苦労しないよ。だいいち学生と機動隊の衝突というけど、おれたちの目から
みれば、親のスネをかじれた〔大学へ行く学費をだしてもらった〕長男坊主と、
かじれなかった次三男坊なぐりあいだものな。−略−
工場労働者が学生集会で意見を求められ、『ぼくは現在の君らを信用しない。
学生としていまやっている言動の一つでよい、それを官僚や会社員になっても
変えないなら、そのときは君らを信用しよう』と述べるのを聞いたことがあるが、
その思いは農民にも共通している」

一見まともな意見に聞こえるが、どうだろう。
その説に従えば、帰国するまでの重信房子などは「信用」できる人になる。
この世代の随分下の世代を「モラトリアム世代」と称していたが、
全共闘世代は元祖モラトリアム世代と言える気がする。
詳しくはバンバンの『イチゴ白書をもう一度』の歌詞を見られたし。
「学生と機動隊の衝突」の実体は、ルサンチマンなのか。

「連合赤軍事件は、追いつめられた非合法集団のリーダーが下部メンバーに疑惑を
かけて処分していたという点では、偶然でなく普遍的な現象である」

「だがそれは、「<理想>を目指す社会運動」が陥る隘路などという問題ととは、
無関係だと筆者は考える」


「感傷的に過大な意味づけをしてこの事件を語る習慣は、日本の社会運動に
「あつものに懲りてなますを吹く」ともいうべき疑心暗鬼をもたらし、
社会運動発展の障害になってきた。しかし、時代は、そこから抜け出すべき時期に
きているのである」

改めて連合赤軍事件の経緯を読んでみると、
ナチスのアドルフ・アイヒマンを連想させる。
一個人と見れば、常識ある人間だが、ある特殊な状況下では、殺戮魔となる。
ハンナ・アーレントに倣えば、
でもそれは、ぼくにもあなたにもその可能性がないとは言えない。

また、リブの草分け田中美津が彼らと会っていたこともなんか意外だった。
彼女は「革命」を声高に叫ぶ赤軍派にリアリティを感じなかったようだ。
漫画。とでも言えばいいのか。
そう涼宮ハルヒがSOS団の目標を「世界征服」と言っているのと
同じようなものかもしれない。

ベ平連の活動も何となく知っていた気がするが、
通しではじめて知った。
緩やかな連帯は、当時の短兵急なゲバ学生には
カッコ良く見えなかったのだろうか。
ベトナム戦争時、米軍の脱走兵保護で名を馳せたが、
脱走兵はすべてが反戦思想の立派な人間ではなく、
いわゆるダメ兵士がいたというのも、考えてみれば当然だろう。
ベ平連の柔構造的組織のあり方は今にも通じるものがあると思うのだが。

「日本の「1968年」は、まさに「勝利」だったといえる。それは高度成長の進展の
障害となっていた戦後思想の倫理を排除し、大衆消費社会への移行を「二段階転向」によって
促進し、同時平行的に進んでいた農業や自営業の衰退とあいまって、日本社会の全賃金労働者を
大幅に増大させたのだから」

そう来たか。

コメント(0)| Track back(0) | 2010-01-16 19:14:46

不覚




不覚にも、ここんところの寒さで風邪にやられたようだ。
一昨日の夜、喉が急にいがらっぽくなり、
鼻がつんつんしてくる。風邪の前兆。
しつこく塩水うがいと鼻の下にヴィックスヴェポラップを
塗りたくり、マスクをする。

にもかかわらず昨日は約束があり、恵比寿へ。
時間が合ったので近所をひとまわり。
シブい喫茶店があったので写メする。
聞いていた条件とは若干違っており、どうするか。
先方が断ってくるかもしれないし。
帰宅してしばらくしてからケータイが鳴る。
聞いたらスケジュールが余り時間がないので、渋谷に出る。
煙草が吸える喫茶店でWebサイトの新規企画の軽い打ち合わせと
近況報告。やはり良くないらしい。
書店をはしごして帰る。ほんとに、寒い。
ネタさがしをしようとしたら、今度は家電が鳴る。珍しい。
話を聞いていた某企業のWebサイトの企画の件。
どこまでリニューアルするか。ま、予算次第ってとこ。
一週間猶予をもらってたたき台を作らなきゃ。


コメント(0)| Track back(0) | 2010-01-15 13:40:31

朱い実
朝より昼の方が体感温度が低く感じられる今日。
庭先の南天の実をオナガ(たぶん)がついばみに来る。
それを窓越しに低い前傾姿勢で見つめる黒猫。
今年は南天の木を延び放題にしてしまったので、
随分と朱い実がなった。
玄関脇の万両も実がなったが、こちらは食われないようだ。
と思ってもう一度確認したら実が落ちている。
南天の木は、前の住人の父親が植えたものらしい。
住人であり、売主はよく知っている夫婦だったが、
年末ご主人がガンで亡くなったそうだ。
妻に言われて思い出したが、何年か前初期ガンの手術をした。
彼は元々グラフィックデザイナーだったのだが、
晩年は主夫で家のことをしていた。
入院はせず、自宅で最期を迎えたそうだ。
抗ガン剤などで苦しまなかったのは、幸いだったかも。
渡辺香津美似の穏やかな気性の人だった。
合掌。

連休は『仮面の女と愛の輪廻』虫明亜呂無著と
『カワイイパラダイムデザイン研究』真壁智治著を読む。
録画しといた『四分間のピアニスト』と『ボルベール 〈帰郷〉』を見る。
ああ、悪いのは、どうしようもないのは男のほうさ。男デザインさ。
と言いたくなる本と映画。
なぜ通底するのだろう。


コメント(0)| Track back(0) | 2010-01-12 16:11:38

種と類


『分類思考の世界』三中信宏著の浅漬け感想メモ。

「「系統樹思考」が「タテ思考」ならば、「分類思考」は「ヨコ思考」である」

系統樹は言い換えればWeb設計などのツリー図。
具体的にこう述べている。

「系統樹思考はオブジェクトどうしを「つなぐ」ことによって体系化を目指す。
一方、分類思考はオブジェクトのパターンを「わける」ことによって体系化しようとする。
「つなぐ」ためには系統樹が必要となる。そして、「わける」ためには分割された集合すなわち
「群(gruoup)」が必要となる」

「つなぐ」のではなく「わける」
マーケティングで言うところのグルーピング。
「群(gruoup)」とはコミュニティであり、社会ってことだよね。

その代表がリンネの考案した生物の分類でおなじみ
「「種」−「属」−「科」−「目」」
だそうだ。
バラ科が多すぎると記憶しているが。

「過去半世紀にわたる認識人類学や民族分類学が明らかにしてきたように、
私たちヒトは、あるバイアスを帯びた“世界観”を形成し、その世界観の
もとで実際に人間や生物や自然や天体について理解しようとしてきた。
そのバイアスはほかならないヒトがたどってきた進化の過去の反映であり、
私たちはそのバイアスと寄り添いながら日々生きているのである」

深い一文。バイアスをかけずに生きるなんてできないよな。
コレステロールのように善玉バイアスと悪玉バイアスがあったりして。

「長い歴史をもつ分類学は、それが経てきた時代ごとに
新しい“革袋”を編み出してきた」
しかし、その革袋に入れるのは「古い葡萄酒」だと。

なぜなら、
「リンネ以降、現在にいたるまでの生物体系学のルーツには、
記載の科学とともにあった原初的な民族分類の思考形式が基盤として
残っている」からだ。

で、

「私たちは日常的に「種類」という言葉になじんでいる。−略−
しかし、生物学者は何世紀もの間、まさにこの「種とは何か」−略−
問題に取り組んできたが、いまだに解決の見通しは立っていないのが
実情だ」

分類学の先達、中尾佐助の理論の作者の解釈が興味深い。
「中尾は普遍的分類を実現させるためには“学”の垂直思考ではなく、
“論”の水平思考こそ必要なのだと語っているように思える」

有体に言ってしまえば、スペシャリストじゃなくてジェネラリスト。
ってことか。
ひょっとしたら美酒かもしれない。
あるいは酢になっているかもしれないが。

ジャン・ティンゲリーのジャンクアートのように、
ええとぼくが知っている範疇では
デカルトが「魂の存在場所」と考えた松果腺のように、
とんでも理論やオカルトとか言われる古いジャンク理論が
敗者復活するのかもしれないし。




コメント(0)| Track back(0) | 2010-01-08 17:02:15

コクる ハシる
ちょっといい話(着地は見えないが)とムダ足に終わった話と。
いいことだけ、いいことだけ考えよう♪と、アンパンマンも歌っているし。

日経BPネットで知った「ニコ動で40万超ヒット 自主制作アニメ作者の頭の中」の
アニメ『フミコの告白』を見たけど、かなりヤバい。
http://www.youtube.com/watch?v=0QqT1P4VO30&feature=player_embedded
昔風の2Dアニメーションとリアルな3DCGの背景。
女の子の疾走感やパンチラがハンパねえ。
宮崎アニメやアニメ版『時をかける少女』よか、速い。
ええと、バスター・キートンばり。
キートンの走る映像をYouTUbeで探したが、見つからなかった。
彼女を走らせるのは、ラブラブパワーなり。



コメント(0)| Track back(0) | 2010-01-07 16:55:18

かしこまり





今朝は萌える、じゃなかった、今年最初の燃えるゴミの日。
年末年始のご馳走の残滓や大掃除に出たゴミが袋に包まれ、
いつもより早く、大量に出ている。
カラス除けのグリーンのネットをあけ、
うちのゴミ袋を数袋置く。

昨日は午後から副都心線・北参道で下車して営業に行く。
ちょっと前までは、千駄ヶ谷駅か代々木駅しか
駅が最寄になく、歩いたのに、なんか不思議な感じ。
訪問先を確認して時間があったので鳩の森神社のそばまで
歩いてユーターンする。
プロフィールといままでの作品を見ていただく。
作品は、なるべく企画書+完成品をセットにして
見せることにしている。
当然すぐに仕事があるわけもないが、
会ってもらえるだけでもありがたい、今日日。

年末に『思想地図vol.3 アーキテクチャ』を読んだんだ。
浅田彰、東浩紀、磯崎新、宇野常寛、濱野智史、宮台真司による
たぶん目玉の巻頭共同討議が、噛み合わず、噛み合うわけもないが、
でも、それなりに面白かった。
ウン年代からゼロ年代まで呉越同舟、しゃべるバトルロイヤル。
僕的には「東浩紀+北田暁広+原武史」の鼎談がへえと思った。
それは東急(厳密には田園都市線)と西武の宅地開発の違い。
原曰く「東急は阪急を」お手本にしたと。
西武線沿線の団地よりも東急沿線の団地の方が間取りが広いそうだ。
妻の友人宅が緑区にあり、何度か訪ねたことがあるが、まハイソだった。
この鼎談によると最近は、小田急沿線、特に新百合ヶ丘が、
やはり阪急を手本にハイソで洗練された街になったとか。
「アーキテクチャが思想を体現する」という小見出しは、うまい。


コメント(0)| Track back(0) | 2010-01-06 16:30:39

始まる




朝仕事は今日から。
帰りしなお昼の菓子パンを買って帰宅。
明日の営業に備えて、シナモンドーナッツパンをほおばり、
インスタントコーヒーを飲みながらプロフィールを改訂したり、
企画書を出力したり。
いまおつきあいしているところは、
こうしてつながっているし。

カナダ在住のイラストレーターのmatsuさんから
写真ブログをはじめたことをメールで知る。
端整なアート度の高い写真。
ひぐらしカメラを覗きて

一昨日、録画しといた『容疑者Xの献身』を見たんだっけ。
堤真一扮する数学者の演技に涙腺がゆるむ。
愛はすべてを赦すというお話し。
これを時代劇に置換すると、藤沢周平になったりして。
SFには置き換え不可か。
で、昨日はNHK大河の『龍馬伝』を見る。って、福山祭りかーい。
リアリズムを追求したなんだかホコリっぽい、きったねえ時代劇。

『1968【下】』小熊英二著を読了。
高校闘争、ベ平連、連合赤軍、リブ(つーか田中美津)と
またまたよくは知らなかったピースが埋まる。



コメント(0)| Track back(0) | 2010-01-04 15:22:47

元旦雑感




「紅白歌合戦」は、ジャニーズ祭りのようで、
ジャニーズ所属グループが複数出る限りは、
白組が勝ち続けるだろう。
合間にDynamite!!で石井と吉田の対決を見る。
「今すぐ」とかいって延々と引っ張るのは
「世界陸上」でおなじみのTBSのワンパターン作戦。
ショーじゃなくてガチンコファイトだと、あんなものだろう。

朝、日経を買いにセブンイレブンまで出かける。
寒し。空は晴れていたが、富士山は拝むことができなかった。残念。
底に落ちた状態をどう立て直すかが、問われる1年だな。
年賀状、年賀メール、ありがとうございました。
気が向けば返事はメールで失礼します。

『分類思考の世界』三中信宏著
『黒澤明という時代』小林信彦著
『哲学する民主主義』ロバート.D.パットナム著、読了。
『1968【下】』小熊英二著を読む。
そのうち読書メモでも。



コメント(0)| Track back(0) | 2010-01-01 16:20:45

この時期
この時期、TVは再放送ばっかだから
a.面白い(だって出がらしのお笑いみたくないもん)

b.つまらない(だって見たんだもん)

さて、あなたはどっち?
あとは、自分用に情報クリップ。

「青空キンドル」が日本語コンテンツに風穴: EBook2.0 Forum
キンドルで青空文庫が読めるのか。
いつ日本語対応キンドルが出るのだろう。

「望月:今後はWeb、モバイル、屋外広告、店頭がお客様と企業を結ぶ4大メディアに
なるのではないかと予測しています。
4マスの力はまだ健在だと思いますが、徐々に媒体力が弱まりつつあるのは確かです。
若い層では4マスよりもインターネットにアクセスしている時間のほうが
長い人が増えています。
そしてインターネットの浸透により、広告のあり方も変わってきています。
国内外の動向を見ていると、インターネットと屋外広告と店頭を
中心にした広告シーンの再編成が行われているように感じます。」

YAHOO! JAPANネット広告ガイド
♯16 クリエイターインタビュー 望月 和人
より

新しいというよりも本来のセールスプロモーションへ大きく梶を切るのか。

ボツになった本の企画で『コミュニケーション時代の文章作法』ってのがある。
方向としては間違いないんだけどなあ。


コメント(0)| Track back(0) | 2009-12-30 17:07:24

就活ブートキャンプ



一年が終わろうとしている。

『捨てられるホワイトカラー』バーバラ・エーレンライク著を読む。
同じ著者がブルーカラー層に潜入した体験ルポ『ニッケル・アンド・ダイムド』の続編。
今度はホワイトカラー層での職探しの体験ルポ。
『ニッケル・アンド・ダイムド』の方がインパクトは強かった。
『ニッケル・アンド・ダイムド』の感想は、こちらのエントリーをば。

http://d.hatena.ne.jp/soneakira/20070508

『捨てられるホワイトカラー』は、それまで大抵一生涯喰いっぱぐれのなかったサラリーパーソンが、
けっして気楽な稼業じゃなくなった、アメリカ。
まるでいまの日本なんだけど。
急なリストラなどで職を解かれたサラリーパーソンが、
いかにして希望する職に就けるか。と、いうぼくにとっては身近といえば身近な話。
そのためにネットでプロフィールを送る。いいコーチ、就活コーチに高い金を払って
プロフィールの書き方や面接での応答、髪型や着る物までアドバイスを受ける。
時には、しごかれる。作者はそれを「新兵訓練(ブートキャンプ)」と呼んでいる。
でも、なんかに似てるなと思ったら、過払い金を消費者金融から取り立て
高額な弁護料を取り立てる弁護士のようなものだ。しょせんビジネスだし。
日本だとこのカテゴリーは、ビジネス書なのかな。
いかにネットワーク、コネをつくって小さい穴に潜り込めるか。
労働市場の流動性とか目にするが、アメリカはとっくにそうなっていて、
日本も否応なしにそうなっている。
でもチャンスの国だし、落ちてもまた這い上がってくるし、
そういう人に温かいような気がする。
国民性の違いもあるが、社会のシステムの違いもあるだろう。
渡り職人というのか芸者というのか。
お座敷(得意先)から声がかかれば、期待に応える芸を披露する。

コメント(0)| Track back(0) | 2009-12-28 16:45:04

好き嫌い



イブは、子どもが出かけるので、昨日、祝う。
といっても、ごちそうを食べるだけだけど。
手作りローストビーフとケーキ。
お歳暮でいただいたビールと焼酎。
不景気なんでシャンパンは仕分けで廃止となった。
ローストビーフを薄く切るのは、なかなかむつかしい。
自分、不器用だし…。
ネットで調べたら、軽く冷凍してから切れば、
切りやすいそうだ。

ローストビーフを上手に薄く切る方法を教えてください。 - Yahoo!知恵袋

『読まず嫌い』千野帽子著を読む。
小さい頃から本の虫だと思った作者が、
文学におくてだったジャンルがあるとは意外だった。
ぼくは時代小説がダメだなあ。
老後の楽しみ、大活字本で読もうと思っている。
年々その齢に近づいていくのだが、一向に食指が動かない。

考えさせられたのが、「文学全集」の章。
いまは、教養が没落、崩落した時代なのだそうだが、
ひと昔前は、ええ家には「文学全集」が鎮座していた。
あと、親類関係でつきあいで買った百科辞典とか。
仏壇のような家具調テレビの隣のガラス戸付きの書棚にね。
あれば、一応、読む。
知らない作家だが、中には気に入る作品とも出会えるだろう。
それが教養の入口になっていたと。
ええ家じゃない家の子は、どうした。
町や学校の図書館に通った。
ぼくの家には、父親が知育教育の一環と考えたのだろう。
確か、集英社の日本文学全集があった。
厨房のぼくは、永井荷風をこっそり読んで
エロいじゃんと思った。
龍胆寺雄の『アパアトの女たちと僕と』が、カッケぇと思った。
昔の文学全集の端本なら、ブックオフあたりで
運がよければ105円で手に入るかもしれない。
そういう古本中高生はもはやいないのだろうか。

コメント(0)| Track back(0) | 2009-12-24 18:01:12

Must Be Santa


今年のクリスマスソングは、ボブ・ディランでひとつ、ご陽気に。

Bob Dylan  Must Be Santa (Official Video HD) + Lyrics

あとは、かわいいルドルフで心を束の間、童心に。
Rudolph

コメント(0)| Track back(0) | 2009-12-23 15:24:52

訳者やのぉ





友人からメールが来た。一部コピペ。一部リライト。

「制作担当いたしました
首都高冬のキャンペーン トーキョーイルミネーションマジック に、
ご協力お願いできれば大変ありがたいです。
アクセスしていただき、プレゼント2の「ありがとうの言葉に応募する」ボタンで
素敵なありがとうの言葉を応募していただければ幸いです。
豪華(?)賞品が当たることをお祈りします。」
さあ、お時間のある方は、いざ年末年始の運試し、!!

『訳者解説』山形浩生著を読む。
文字通り翻訳した本の解説本なのだが、まとめて読むとかなり面白い。
かつて北上次郎が小林伸彦の書評を、「その本より面白い」と
書いていたが、同じことが作者にもいえる。

たとえばここ。ローレンス・レッシグの『CODE』の解説一部引用。
「いま、ぼくたちは何か選択が迫られていて、その中で適切なバランスは
どういうものか考えなきゃいけない、という点くらいは、
みんなに納得してもらわないといけない。日本では、
これまでそういう意志決定の多くは官僚に任されれてきた。
でもいま、みんな官僚を信用していない(そのくせこうした批判者たちは、
官僚をいじめろ以上の案を何一つ出せないでいる)。ならば、自分たちで
意志決定をして、それを何らかのかたちで政策に反映させるような、
そういう仕組みをつくらなきゃいけないだろう」

『新教養主義宣言』に蹂躙され、
『新教養主義宣言リターンズ』と副題がうたれた本に返り討ちにあう。うれしー。
草レビュー(by中村びわさん)をたしなむ
草食オヤジとしては、手本というのか。
いいとこばっかほめるんじゃなくて、悪いとこも指摘する。
内輪のほめ合い的な解説・書評じゃなくて。
悪いとこの指摘が毒だったり、下品だったり、
そこがはまるか、はまらないか、運命の分かれ道!
(グリコがっちり買いまショーbyいとしこいし)
もちろん翻訳も読める日本語なので、素晴らしいけど。
ただ解説で類書などを取り上げているが、特に日本人の作者が
フルネームでないのは、ちと不親切かも。
まあ書名を検索すれば済む話なんだけど。
編集者が調べて赤入れすりゃすむんだけど。


コメント(0)| Track back(0) | 2009-12-21 16:19:43

双生児のユリイカ



FMはクリスマス音楽をかけている。
そういう気分に、なかなかなれないのは
加齢のせい、不景気のせい。

『書肆ユリイカの本』田中栞著は、『詩人たちユリイカ抄』伊達得夫著と
併読すべきだろう。いううなれば双子本。
書肆ユリイカの発行人、伊達は、執筆、編集、装丁までこなす才人だった。
その秀でたエディトリアルセンスは、田中の本で存分に知らされる。
写真をメインにしたものなんて、ブルーノートのLP盤のジャケットに匹敵する。
原口統三『二十歳のエチュード』で当て、
原口はなんつーか尾崎豊のさきがけみたいな人。違うか。
で、稲垣足穂を発掘した。稲垣足穂とのエピソードがいかにもって感じで。
味わいのある文章と時折紹介されるイラスト(絵)が達者で。
まあ何事もおおらかな時代、出版状況などが
『詩人たちユリイカ抄』から伝わってくる。

コメント(0)| Track back(0) | 2009-12-18 16:30:40

サブッサブッ
昨晩、ケータイが鳴る。見覚えのない番号。
何かと思って着信履歴から発信したら、
最初に入社した広告制作会社の同期からだった。
用件は人探しの電話。出た、情報のケモノ道。
意外とこれで助かることもままある。
今朝、依頼主に電話して条件を聞いて、友人を推挙する。
すぐに仕事にはならなさそうだが、
チャンスの種ぐらいは、まけたろう。

にしても寒い、寒い。
ミルクティー大盛りを飲みながら、
『書肆ユリイカの本』田中栞著を読む。
ボン書店の本にひけを取らない宝石のような本。
『別冊太陽』のような大型ムックで見たいな。
本はかたや電子書籍化、かたやいわゆるコレクターズアイテムの
二極分化をたどるのか。
ぼくは蒐集癖はありましぇーん。

11月下旬の連休をつぶして大急ぎで
ショールームの展示パネルの原稿をまとめたが、本日、オープン。
ビルネットESCOスタジオ
大手町なんで、ついでのときに見に行こう。
参考までに。
ESCO事業 - Wikipedia


コメント(0)| Track back(0) | 2009-12-16 16:37:03

サブッ
東京事変の『能動的三分間』のメロディーが頭から離れない。
色っぽくてかっこいい。
YouTube-[HD] 東京事変 Tokyo Jihen - 能動的三分間

今日から世田谷ボロ市。
なぜかボロ市がはじまると寒くなる。
子どもは中学時代の同級生と行くらしい。

「武田シンポジウム2010」の案内メールが来ていた。
ほお、山岸俊男が演者の一人か。
お暇な人はぜひ。

「武田シンポジウム2010「脳と社会」を下記のとおり開催しますのでご案内します。

申込は財団ホームページからお願いします。
http://www.takeda-foundation.jp/symposium2010/index.html

            記
日時:2010年2月6日(土)13:00-17:00
場所:東京大学武田先端知ビル5階武田ホール

テーマ:脳と社会

プログラム
「医療BMIから脳コミュニケーションまで」
川人光男 (株)国際電気通信基礎研究所・脳情報科学研究所所長

「いくつになっても神経細胞はつくられる!
−神経幹細胞を活性化するには?−」
大隅典子 東北大学大学院医学系研究科教授

「脳研究と社会科学」
山岸俊男 北海道大学大学院文学研究科教授

「総合質疑」 脳と社会
  司会: 唐津治夢 財団理事/SRIインターナショナル日本支社代表」


問い合わせ先:sympo@takeda-foundation.jp
http://www.takeda-foundation.jp/symposium2010/index.html」


コメント(0)| Track back(0) | 2009-12-15 16:50:33

論文つめ放題





関係者各位に近況&お伺いメールを何本か出したが、
返事は、やはりみなさん厳しい年の瀬で。
土曜日にカップうどんをすすり、肉まんをパクついて、
日本TVの『メレンゲの気持ち』を見ていたら、
カツマーが出ていてびっくりした。
キンドルやiチューンなどの話を速射砲のようにしゃべっていた。

図書館にあった『思想地図vol.1特集日本』、『思想地図vol.2特集ジェネレーション』を
面白そうなとこだけ拾い読みする。
なんつーか「論文つめ放題」的本。
ほら、あれよ、あれ、スーパーマーケットの目玉企画、みかんやしいたけ詰め放題とか。
本じゃなくて雑誌(?)、「思想誌」だそうだが、そうとは思えない。
本田由紀、信田さよ子、上野千鶴子の強力ラインナップのvol.2の方が、
ぼくには興味深かった。

東浩紀の発言を長めに引用。

「着想だけ言うと、データではなくメタデータというレベルの転換を、
投票にも適用できないかと思うんですよね。
そもそもグーグルがなぜ世界の知を統合できるかといえば、それは、言論の重みづけを
内容ではなく形式で、データではなくメタデータでやっているからです。
具体的にはリンクですね。かつてヤフーのようなディレクトリ型のシステムは、
ページの内容でページの位置を決めていた。ところがグーグルは、ページの内容を
いっさい見ないでただページ間のリンクだけ、つまりどのページが
どこにどれだけリンクを張っているか、それだけでページを決めている。
人文的に言いかえれば、グーグルは、ページの「意識」(書かれていること)
ではなく「無意識」(書かれていないこと)だけを見ている。これは、知の秩序形成の
方法として、フーコーの『言葉と物』の意味で新しいエピステーメーだと思う。
先ほどの公共圏の問題に差し戻せば、グーグルにおいては、
言論内容が公共性を作るのではなく、言論のメタデータが公共性を作っているわけです」

コメント(0)| Track back(0) | 2009-12-14 16:43:44

おとうと


市川崑監督『おとうと』予告編

録画しといた市川崑監督『おとうと』を見る。
昔の映画なのに、なぜこんなにモダンなのだろう。
芥川也寸志の現代音楽と前衛ジャズをミックスしたような音楽のせいかな。
宮川一夫のカメラワークもあるだろう、当然。
幸田文役の岸恵子と看護婦役の江波杏子、後妻のクリスチャン仲間の岸田今日子。
いずれも匂うが如き美しさ。
幸田露伴役が森雅之 、後妻役が田中絹江、
弟役が若かりし川口探検隊隊長。
気丈な姉とセンシティブゆえ不良の弟。
姉にラブレターを渡してつきまとういけすかない男に、
なんと伊丹十三。ワンシーンのみ出演。
そうか若いときから、こういう役をさせたら天下一品だったのか。
原作・脚本・演出・カメラ・キャスト、みな素晴らしい。


コメント(0)| Track back(0) | 2009-12-11 16:45:36