うたかたの日々

雨季雨季ウォッチング

にしても、雨季かよ、スコールかよ、熱帯かよと
ツッコミを入れたくなる天気。
amazonで今月買ったサイドゴアブーツ型レインシューズが
こんなに役に立つとは思わなかった。
子どもが保育園に通っていた頃は、
雨の日はヒラキで買ったヨット用風のゴム長で
送迎に行ったが、でっかくて子どもたちにウケた。
次々と「履かせて」と寄ってきた、主に男の子。
しまいにはめんどくさくなってしまった。

フィリップ・ボールの三部作の最後『枝分かれ』を読む。
「雪の結晶、岩石、都市、流れ、ひび、割れ目、
木と葉そしてネットワークまで」
『枝分かれ』をフラクタクルで読み解く。
『かたち』『流れ』とも装丁が洒落ている。
後日、感想メモで。
ぼくがTV番組制作会社のプロデューサーだったら、
これを下敷きにしたスペシャル番組の企画・提案をするけど。

コメント(0)| Track back(0) | 2012-05-04 14:40:59

カマドワーキング

去年の秋頃からの仕事がいよいよ佳境へ。
連休明けが最終打ち合わせか。
ぼく的に改めてデザインについて勉強できたのは、良かった。

いま「チェケラッチョ」って「フィーバー」より恥ずかしい気がするが、
「ノマドワーキング」も、言葉こそ新しいが、
中身は、「MOHO(モーホー):モバイルオフィス・ホームオフィス」。
ホームレスならぬオフィスレス。
喫茶店やカフェ、ファミリーレストランなどを仕事場にしている人は
作家、ライター、放送作家、脚本家などなど昔からいる。
ぼくが知っているCMプランナーの女の子は、確か、ドーナッツショップで
ラフコンテをかいていて、漫画家と間違われていたそうだ。
「カマドワーキング」の方が、なうじゃね。
山ガールか山ボーイか知らないが、
コッヘルとラジュースを持参して、どこでも自炊してしまう。
ほんとの自炊。
パチンコの景品交換所は「コマドワーキング」。


コメント(0)| Track back(0) | 2012-05-02 17:47:52

オトナはわかってくれない

昨日、ヒカリエでも冷やかしてから
副業先へ行こうとしたら、入場制限していた。
ユーハイム、東急ストア、
三省堂書店も、渋谷東急や東急名画座、
五島プラネタリウム…。
オトナの(女性の)マチに変身するらしい、渋谷は。

『思春期ポストモダン』斎藤環著を読む。
昨今、とかく若者が変わったなどと
やいのやいのと言われるが、
「変貌したのは年長世代のほう」というフレーズに
はっとする。たぶん「団塊ないし全共闘世代」だろう。
ポスト団塊世代以降の「三無主義」の延長線上に
「ひきこもり」があると。
いい歳こいたぼくでさえ、オトナの分別とか
いまだ、よーできんと思うし。

作者のいまの若者を
「ひきこもり系」と「自分さがし系」に二分した分類法は面白かった。
ラフにまとめると、
前者は友だちが少なく、もっぱらインターネット。
孤独に強い。
後者は友だちが多く、ケータイ電話命。
孤独に弱い。
SNS全盛の今はどうなんだろう。
「コミュニケーション能力」の差が、リア充の差になると。
でもそれは違うさ。
明るくはきはきしていて、「要領も良い」「自分さがし系」だが、
見た目と違って内面はいつも揺らいでいる。

オトナ=成熟。だが、作者は、この考えを「過去の遺物」と述べている。
これからは「「成熟」ではなく「適応」」
もしくは「小さな成熟」であると。
わかったようなわからないような文学的な言い回しだが、
なんとなくわかる。

コメント(0)| Track back(0) | 2012-04-30 17:17:28

まだムズムズ

いつもの図書館へ行く道沿い、ツツジ、ハナミズキが
咲いて、藤棚のフジも咲き出していた。
ちょっと前、通ったときは、まだ硬い芽だったのに。
季節は、いきなり変わる。
ついていくのがしんどくなる。
でもTシャツ1枚でいる気分は悪くない。
まだ鼻がムズムズするが。

古いガスレンジの点火がうまくいかなくなり、
安いガスコンロへの工事をお願いしていた。
玄関先の本棚がコンロ台搬入の邪魔になるので、
移動する。その際、本やアルバムも仮非難させるのだが、
探していた本と雑誌に遭遇する。ラッキー。
にしてもアルバムと本は重たいや。

『僕らのヒットパレード』片岡義男 小西康陽著を読む。
国書刊行会らしくない本で往年の晶文社のバラエティブックスのノリなり。
しつこくアーカイブスを聴いている『小西康陽これからの人生』で
片岡がゲストの会があり、久々に声を聞く。
ヨーロー先生とどことなく似ている優しい声。
はるか昔、時たま聞いていたFMの深夜番組『気まぐれ飛行船』と
ちっとも変わっていない。
読んでいてレコード店、特に中古レコード店で
レコードを探す楽しみを思い出す。
片岡義男の文体は相変わらず魅力的。

コメント(0)| Track back(0) | 2012-04-28 15:19:22

不順
春と夏と冬が同居してるような気候。
ヨーロッパだと妄想するといいかもね。

知り合い関係で続いてのガン死。
「ボケなきゃガンで死ぬ」という父親の末弟の一言が
ズシリと響く。

『高校紛争 1969-1970』小林哲夫著を読む。
団塊の世代がぶっ壊した高校を、高校生活を、
ぼくたちポスト団塊世代は、クールに、シニカルに、過ごした。
イデオロギーより第二次アイビーブームの洗礼を受けた。
灰スクールとか、シラケ世代とか三無主義とかね。
いまの高校生とは隔世の観があるが、どちらがどうこうとはいえない。
面白かったのは、高校紛争があった高校は進学校なので、
ゲバルト(死語)してくれたら、いい高校のお墨付きが得られたってこと。
ぼくが入学した高校では、制服廃止とかでひと悶着あったらしい。
それどころか、丸刈り撤廃で紛争になったらしい。
名門都立高が紛争と学校群制度の導入で、
後者の方が影響が大だと思うが、没落して、
再び中高一貫校で私立校にリベンジする図式。
かつては廃止といわれた制服だけど、いまはたぶん人気なわけで、
コンサバ傾向なのだろうか。

活動家になるタイプはデキが良く、サヨクにかぶれる。
旧制高校以来の教養の伝統だと思う。
で転向して実業界で活躍する。
転向しない人も議員になったり、あるいは自営で成功したり。
「オルグは営業」とは名言だ。
ところが、サヨク、共産主義国家が崩壊して、
かぶれたくても、かぶることができなくなった。
だからオームとかが受け皿になったのだろうか。

「1969年11月15日、都立新宿高校では全共闘が印刷物配布の許可制撤廃、
試験の廃止などを訴えて校長室を占拠する」
「坂本は遅刻していた」
「『どうした?』と(教諭が)聞くと、
『おかあさんがネ、起こしてくれなかったノ』と答えた」
坂本とは坂本龍一のことだが、
これって庄司薫のカオル君ともろかぶり。
キャラメルママ。キャラメルママじゃなかったけど。

コメント(0)| Track back(0) | 2012-04-25 18:28:30

残念

妻と娘は日帰りバスツァーで三春の滝桜を見に。
生憎というかやっぱりというか、
つぼみ状態のまま。ケータイで写真を送ってきた。
残念。
東京も肌寒い。

19年前の今日も寒かった。
産気づいた妻を近所の産科へ連れて行き、
そばにいたが、明け方寒くて
風邪を引いてしまった。
発熱状態のまま子どもを見に行った。
予定日よりも早く生まれ、低体重だったため
すぐに最寄の大きな病院に転院。
その手続でてんやわんやだった。
んで渋谷の仕事場へ行く前に
冷凍母乳をせっせと運んだ。
温室育ちじゃなくて保育器育ち。
それがまあ立派」になって…

『一般意志2.』東浩紀著、読了。
読みやすいのは本人曰く「エッセイである」からだそうだ。
謙遜かな。ともかくその内容の深さ、鋭さには恐れ入る。


コメント(0)| Track back(0) | 2012-04-22 16:10:26

バナナ蒸しパン

二日酔いか、花粉症か、風邪か。
よくわからないが、具合がちと悪い。
なんとか乗り切ろう。

ホットケーキミックスが余っていて、
おだぶつ寸前のバナナがあるんで
シリコンスチーマーでバナナ蒸しパンをつくる。
今頃、シリコンスチーマー。
実は、店頭でプライスカードが「190」と出ていた。
こりゃ安い!と思ってカゴに入れたら、
レジで「\1190」だった。
強風で千の桁が折れていた。返すのもなんだし。
クロックスと同じ材質だから、その印象が強かったのだが。
あとは偽乳とか。
関係ないがエロ動画投稿サイトを覗くと、
この偽乳という揶揄がやたら多い。
パスタを茹でた。野菜を蒸した。
とりわけサツマイモが甘く蒸しあがった。
cookpadなどを参考につくる。
肝心のできあがりだけど、なかなかおいしい。
バナナをぐじゃぐじゃにして粉と混ぜる方法もあったが、
輪切りにして入れた。
ココアもあったんで、ココア風味に。

『一般意志2.』東浩紀著を読み出す。
思想・哲学とネット(SNS)を串刺しして
はなっから引き込ませる。
こんなにわかりやすくなったのは、なぜだろ。


コメント(0)| Track back(0) | 2012-04-20 15:42:33

これからの人生

『小西康陽 これからの人生』に、はまってしまい、
次々とmp3にダウンロードして聴いている。
また同じことをいうが、選曲とゲストが素晴らしい。
佐野元春を聴くと、ああいう喋り方のマネをするが、
いまは当然、小西君のベシャリのマネで、
咽喉に小骨が刺さった感じでぼそぼそとつぶやく。
オフィシャルサイト
http://www.nhk.or.jp/konishi/

でも、ひょっとすると、こういうことは
今後不法行為になるかも。
知らなかった。新聞もTVのニュースでも騒がないし。
マスコミは著作権保護者側だから、知らせて不利益にならない情報は
伝えないのかと勘ぐられても仕方ないだろう。
書店で本をケータイのデジカメで撮るのをデジタル万引きというらしいが、
なら、ぼくがしているのは、ダウンロード万引きか。
でもなあ、違法かもしれないが、そういうことでのPR効果、
しかも世界的に。っていうのと、
目先の利益。どっちがトクか、よーく考えてみよう(byキンちゃん)。
詳しくは、こちら。

2012年10月に施行される著作権法改正で違法ダウンロードに罰則!!ネットのほとんどのコンテンツが違法になる!?


気がつくと、ケータイの留守電にメッセージあり。
うまくすると5月に取材だ。


コメント(0)| Track back(0) | 2012-04-18 17:35:22

オノ経(ケイ)

だらだらと本業や副業。
でもってだらだらとジャンルの異なる本を併読。
確か小林信彦だと思うが、
人文系のお硬い本のほうが、小説よりも読みやすいと。
ぼくもその説に賛成の票を投じる。

『成熟社会の経済学』小野善康著を読む。
小野経済学とか、オノ経とかいうネーミングがつくのも時間の問題。
それくらいオンリーワン。
尤も経済書は時折読むくらいの浅学ゆえ鵜呑みは禁物だぜ!
とりあえず引用と感想などを。

イノベーションには2種類あるそうな。

「「プロセス・イノベーション」と「プロダクト・イノベーション」」

前者は「精算や物流の効果を図るイノベーション」
後者は「おもしろい物、これまでにない機能を加える製品を作る」。
「成熟社会」では後者が「必要」だと。
ただ一朝一夕にはできない。
ソニーやシャープ以下日本の製造業の現状を見ているとよくわかるだろう。
生まれてこその生みの苦しみで、
生まれなければ、膿の苦しみで。
作者は「遊び心こそが重要」とさらっと述べている。

未曾有の「成熟社会の長期不況」に対しての作者の見解。

「不況が苦しいのは、お金がなくなったからでも潜在的な生産能力が
下がったわけでもなく、需要が減って人びとが働く機会を失い、
実際に使われる物やサービスの量が減ったからです。そのため、
余った労働力に働く機会を与えて世の中の役に立ってもらえば、
それだけ生活が豊かになるのです」

目からウロコだ。

「成熟社会の危機」を乗り越える一つのアイデアとして作者は、
こう提案している。

「お金を使おうとしない高齢者には、物やサービスを渡し、
働きたいしお金も使いたい現役世代には、仕事とお金が回るように
すればいいのです。それは高齢者に物やサービスの現物給付をすれば実現できます」
馬の鼻先にニンジン作戦。お年寄りの財布のヒモを公的にゆるめる。
すると、その「物やサービスの代金は現役世代の所得や収入」になって
結果「経済も拡大」すると。
またまた目からウロコだ。

コメント(0)| Track back(0) | 2012-04-15 15:05:34

桜三月散歩道

取材ノート−インタビュー当日にキーワードをなぐり書きして
後日音声データで聞きなおして、極細青ペンで付記したもの−を読み直す。
なんとか増量分もつながりそうだ。

取材・原稿作成の見積依頼がメールで来る。
急ぎなのでさくさくとまとめて送る。
決まれば出張だ。
そう言えば先日、新しい仕事の打診があった。
打診でも誤診でも引き受けるしか道はない。
去年の今頃は、声すらかからなかった。

『ある漫画家の自伝 桜三月散歩道』長谷邦夫著を読む。
自伝好きとしては、読まなきゃならない一冊。
漫画少年になるまでの経緯、赤塚不二夫との出会い、
トキワ荘、少年漫画誌がメジャーになるまで。など、漫画だけじゃない。
日本のSF、山下洋輔らフリージャズ、タモリ発掘、全冷中連など
サブカル的一面も改めて知る。
作者は、赤塚不二夫のブレーン、彼の影武者としてサポートしていた。
フジオプロダクションの北見“釣りバカ日誌”けんいちや
古谷“ダメおやじ”“寄席芸人伝”三敏も
アシスタント、ブレーンだったが、
永谷は立場的には赤塚と同じ立場だったのではないだろうか。
ギャグを考え、雑誌『まんがNO.1』では実質編集長役、
批評眼も持ち、おまけに詩も小説も書くという多芸多才な人。
あるいは器用貧乏。
東京下町出身の作者には、地方出身者のハングリー精神は
ヤボの骨頂に思えたのだろうか。
酒に溺れてダメになっていき、
−というよりも赤塚ギャグが時代遅れになりつつある−
しかし正論を吐き、赤塚から疎んじられ、ついには袂を分かつ。
似た経験がありぼくには、その複雑な心情はよーくわかる。
私見だが、多才な作者にとっていちばん面白くないのが
意外なことに漫画なのだ。
『桜三月散歩道』は井上陽水の名曲だが、
作詞が長谷邦夫であることは、余りしられていないだろう。
こちらで『まんがNO.1』の表紙やコンテンツが紹介されている。
編集者長谷邦夫の辣腕ぶりを知ることができる。
赤塚不二夫「まんがNo.1」 大特集!




コメント(0)| Track back(0) | 2012-04-12 16:58:21

ちら見

昨日、夜から打ち合わせで四谷へ行く。
丸の内線が一瞬地上に出ると、
満開の桜をホームから写メしている、大勢の人。
外濠公園は花見の名所。
この気温が土日だったら良かったのに。
行き帰りに桜をちら見する。
長い仕事も、いよいよ入稿が迫ってきた。
修正や追加などの指示をメモる。

合間にちびちび読んでいた『デザインの風景』永原康史著。
村上春樹の『ダンス・ダンス・ダンス』の装丁者。
知らなかった。
ぼくと同い年齢のグラフィックデザイナーのエセー。
アナログからデジタルになったデザインのことや、
はっぴいえんどやWORKSHOPMU!!のことなど、
あ、トレスコなんてのも出てきた。


コメント(0)| Track back(0) | 2012-04-10 14:15:34

最新作



朝、読売新聞を買う。
宮坂醸造・神州一味噌から
新発売の「膳みそ」の新聞広告を見るため。
下の10段広告のコピーを書いた。

「膳みそ」


コメント(0)| Track back(0) | 2012-04-08 14:10:45

2エントリー

2012.4.7

今しがた原稿を送る。
短く2日間を。

『絶望の国の幸福な若者たち』古市憲寿著から再度引用。

「データを見ても世代間の意識差はなくなりつつある。−略−
見田(宗介)によれば、特に1954年から1968年生まれの「新人類」
世代以降、意識差は小さいものになりつつあるという」

これってオウム真理教の信者層にも当てはまるなと、ふと思った。
『オウム真理教の精神史』大田俊寛著を読んでいるからだろう。
宗教学者である作者のいわばオウム真理教への落とし前。

ガン細胞は日々健康体の人にもできているそうだ。
ただそれがガンとして発症するのか、しないのか。
運・不運というのは非科学的か。


2012.4.6

昨日は、娘の大学の入学式。
履修科目で悩んでいるようだが、適当に取ればいい。
としか言いようがない。

図書館に自転車で返却と貸し出し。
帰りは、ちと迂回して、駒沢公園内の桜を見る。
花見の場所取りのブルーシートの上に
夜中の雨の後が。
今日は、昼も、うすら寒いのに、もっと冷えるぞ、夜は。
風邪をひかないように。

午後から、うまくまとまらない原稿書きをする。
気付けにウィルキンソンのジンジャーエールを飲む。
生姜っぽくて好き。
なんとなく糸口が見つかる。
あとは、文字数のカットと見出しだ。
スコッチウィスキーのソーダ割りを飲む。

コメント(0)| Track back(0) | 2012-04-07 16:33:03

若者化する日本人
『絶望の国の幸福な若者たち』古市憲寿著の感想メモ。

「「今日よりも明日がよくならない」と思う時、人は「今が幸せ」と
答えるのである。これで高度経済成長期やバブル期に、若者の生活満足度が
低かった理由が説明できる。彼らは「今日よりも明日がよくなる」と
信じることができた。自分の生活もどんどんよくなっていくという希望が
あった」
「しかし、もはや今の若者は素朴に「今日よりも明日がよくなる」とは
信じることができない。自分たちの目の前に広がるのは、ただの「終わり
なき日常」だ。−略−人は将来に「希望」をなくした時、「幸せ」に
なることができる」

なんだか井伏鱒二の『山椒魚』のような。
タコツボっていっていたのは、宮台真司か。
先の大きな幸せより、目の前の小さな幸せ。
住めば都的な自己満足。
絶望しているが、幸福とは、そういうことだったのか。

「データを見ても世代間の意識差はなくなりつつある。−略−
見田(宗介)によれば、特に1954年から1968年生まれの「新人類」
世代以降、意識差は小さいものになりつつあるという」
つまり
「言い方を変えれば、日本中の人々が急速に「若者」化
しているのだ」

確かに、世代差よりも個人差なのかもしれない。
モンスターペアレントだの、モンスターティーチャーだの
モンスターカスタマーなどは、その「若者」化の顕著な例かもね。
団塊の世代以前とポスト団塊の世代以降とには、
大きな裂け目がある。

「『AERA』の調査を受けて作家の津村記久子は、「ブスなら
化粧で化けられるし、仕事がなくても不景気だからと言い訳できる。
でも、『友達がいない』では言い訳ができない。
幼少期から形成されてきた全人格を否定されたように思ってしまう」

だから世代を問わず、ひっきりなしにケータイメールのやりとりをしているのか。
『友達がいない』んじゃ、リア充は有り得ないのかな。
ムリしてつくらなくても、一人でいた方がいい時だってあるのに。

「今後ますます多くの若者が「正社員」や「専業主婦」という既存の
社会が前提とした「大人」になれないのだとしたら、彼らは年齢に
関係なく「若者」で居続けるしかない」
「まさに僕たちは、日本中の人々が年齢に関係なく「若者」化する時代、
その過渡期にいる」

山田昌弘言うところの「パラサイト・シングル」にも
つながっている。

「大人」になりたくてもなれないのと、
「大人」になりたくないのは、当然だけど違う。

いまどきの若者論と思って読んだら
いまどきの日本人論だった。
鮮やかな切り口ではないか。

コメント(0)| Track back(0) | 2012-04-03 22:40:49

1日2回

止むを得ず、1日2回鼻炎カプセルを飲む。

昨日は、春の嵐。
その中、妻は東京ドームへ。
ヤクルト・巨人戦。
娘は、友人と幕張メッセの「アニメコンテンツエキスポ」へ。
京葉線が強風で運転停止で
京成線ルートとかで会場に着くまでで
くたびれたようだ。
今時分家族でディズニーシーに行ったときも、
風が強くて京葉線は、のろのろ運転だった。
猫とぼくは、留守番。
「小西康陽 これからの人生。」のアーカイブを
mp3に落としてPCでヘッドフォンをあてがって聴く。
たまっていた残りの原稿をまとめる。

ラジオといえば、最近聴きだした「小島慶子のキラキラ」も
「くり万太郎のオールナイトニッポンR」も
終わってしまった。
「くり万〜」での大瀧詠一との話は、
往年のしゃべくり漫才のよう。
ふと思い出したが、ぼくの高校時代は、
まだラジオの深夜放送が全盛で、
母に「将来はアナウンサーになりたい」といったら、
なぜか猛反対された。いまだに理由がよくわからない。
生きてるうちに、聴いとけばよかった。
夕方から副業。

『絶望の国の幸福な若者たち』古市憲寿著を読む。
難しいジャーゴン、専門用語をひねくりまわさずに、
自分の頭で考えて書いている。って、
chikirinの著作名のようだが。

コメント(0)| Track back(0) | 2012-04-01 14:41:11

上へまいります

『女の子を殺さないために』川田宇一郎著のまとまらない感想メモ。

「ラブコメとは、セックスしそうで、セックスできぬ気持ちよさを、
コメディ化した不条理により連続発生させる装置」
「今では女の子をあっさり殺す物語が新鮮なほど、繁栄を極めています」

名言じゃないか。「しそうで、できない」英語でいうところのティーズか。
いきなり裸じゃなくて、一枚一枚衣装を音楽に合わせて脱いでいく。
そこが、たまらん。ちゅーわけで。

「男のやらしい視線の伝染によって、やらしく見られることを意識した女が
形成される考え方です。しかし、関係とは常に一方的でなく、コミュニケーションです」

ジェンダー系の女性に叱責を受けそうな一文だが、
うなずけてしまえる。

「男の子が成長しながら強くなっていきお父さんと闘って、倒したりするような
物語は60年代末以降、もはや終わった物語である」

エディプスコンプレックスは、もはや時代遅れか。
『巨人の星』とか、『スター・ウォーズ』とか。

「物語の最大の課題になったのは、決して倒せない「ママ」である。
この「ママ」の包囲網を抜け出さない限り「砂漠」へ行くことはできない」

息子を溺愛するママは厄介だが、
娘に自分の果たせなかった夢を刷り込ませようとするママもナンギだ。
居心地のいいママのライ麦畑からエクソダスできた子どもにとって
「砂漠」は楽園に思えるのだろう。何もないが。

「女の子は下降、男の子は上昇」

男の子は「レベルアップ」、わかりやすくいうと成りあがりが、
よしとされているようだ。
いい大学を出て官僚になるか、
IT企業を立ち上げてIPOして人生あがり、とか。
立身出世や金持ちになることを軽蔑している男の子とて
金の変わりに知識、金持ちならぬ知識持ちになって
文化人になりたいとか。
「上昇」という意味では、同価だ。
一方、
「女の子は落ちることによりママから抜ける」

あえて落ちる。男の子は逃げるが、女の子は落ちる。
古井由吉の『杳子』の冒頭の落ち方もすごかったが。
東京ディズニーシーの「タワー・オブ・テラー」並み。

「女の子を殺す方向…小説を物語にする、と同時に、
女の子を殺さない方向…小説を物語にしない、という二つの両方のベクトルの
せめぎ合いにより、小説は本当に「いやなもの」になります。」
柴田翔の『されどわれらが日々』って、
中学んとき、文学少年から借りて読んだ。
彼は純粋ゆえ、いたく感激していたが、そうは思えなかった。
「いやなもの」−そうかもしれないな。

インタビュー&原稿をまとめたものの後編が、アップされていた。
特にSNSで、本名、画像、住んでいるところの周辺情報満載など
私生活すっぽんぽんの人、ご一読あれ。
セキュリティ基本のキ(後編)〜SNS、スマホ時代のセキュリティ対策
日立ソリューションズの情報セキュリティブログ




コメント(0)| Track back(0) | 2012-03-28 13:52:49

ハナ盛り





花、桜はまだかいな。だけど、ハナ水は盛り。
コンタックのTVCMキャラ、蛇口部長状態。
作業効率も低下のこと、ハナはだしい。
眼球を取り出してアザミのトゲでチクチクしたい気分。
全国の花粉症の人のくしゃみをなんとか集めて
発電できないものかと、ひたすらバカなことを考える。

ちょっと前に送られてきた印刷物の一部を紹介。
こんな仕事をしました。で、お茶を濁すことにする。

あとは、「小西康陽 これからの人生。」
まったく知らなかった。
選曲が素晴らしい。

小西康陽 これからの人生。 第1回 (再放送)

オフィシャルサイト
http://www.nhk.or.jp/konishi/


コメント(0)| Track back(0) | 2012-03-27 14:01:25

ノンちゃん蜘蛛に乗る

昨日、芋焼酎甲類乙類混和のお湯割りを
飲みつつ、エントリーの更新をしようとしたら、
メモ帳に書いたのを消してしまった。
長いこと、書いているが、これははじめて。
止めにする。

追加原稿が、なかなか上がらないからか
スケジュールが送られてくる。
締め切り、近っ!
お願いして1週間延ばしてもらう。

『女の子を殺さないために』川田宇一郎著を読む。
なぜ「恋愛小説では女子を大量に殺すのか」その「解読」なのだが、
読んでいて面白かった、かなり。
重箱の隅を突くようなサブカル批評じゃなくて、
きちんと自分の頭で考えられていて、チャーミング。
たとえば
○日比谷高校同級生の庄司薫と古井由吉は、ポジとネガの関係とか。
庄司薫、再読してみよう。
○ラブコメ、ラノベ→村上春樹→庄司薫、柴田翔(サリンジャーの『ライ麦畑』もか)から
なんと川端康成に溯上できるとか。
○男の子は上昇志向、女の子は下降志向。
○ホラー映画でもそうだが、やはり女の子が殺されたほうが、死んだほうが
絵になるし。ま、美少年でもいいんだけど。
○オッサンインテリ批評家が、村上春樹をけなすのは、
文学的というよりも端的に売れること、世界標準であることへの嫉妬、
男のやきもちだと思うのだが。
後日、感想メモにて。
で、『坂の上の雲』が成りあがり、立春出世のモデルケースとして
取り上げられているんだけど。
「坂の上の蜘蛛」と変換するとおかしいことを発見せり。
「ノンちゃん蜘蛛に乗る」「浮蜘蛛」「蜘蛛は生きている」
「小泉八蜘蛛」「ちぎれ蜘蛛」「乱れ蜘蛛」「飛行機蜘蛛」
「蜘蛛のじゅうたん」(楳図かずおだ)
止まらない…

コメント(0)| Track back(0) | 2012-03-23 14:45:48

ワイハ



昨日、妻が茅ヶ崎の友人宅へ遊びに行ってきた。
お土産はアジの押し寿司と
テッズ・ベーカリーのケーキ。
ハワイで人気のケーキだそうで。
春は名のみで、せめて気分はワイハーで。
テッズ・ベーカリってplaza
−昔のソニプラね−でやってるんだ。
http://www.plazastyle.com/plaza/teds_bakery/

ハワイつながりではないが、先日、
冷蔵庫にレトルトのチーズハンバーグがあったので、温めて、
デミグラソースごと、袋から
ご飯にのっけてその上に半熟の目玉焼きで、
とろとろロコモコ丼にするつもりが、
迂闊にも目玉焼きの黄身が固まってしまった。
オーマイガー!!
「チューチューできないじゃないか」
映画『家族ゲーム』で父親役の伊丹十三が、
目玉焼きの黄身をチューチューするシーンを思い出した。

『いま集合的無意識を、』神林長平著を読んでいる。
クラウドは結局、ブラウザでひとを縛り、操るのか。
す、鋭い。


コメント(0)| Track back(0) | 2012-03-21 13:21:08

よろしく
カドカワ書店電子書籍ストアBOOK☆WALKERから
ぼくが所属する東京ゴールデン商会の新作電子書籍が、発売となった。
2作とも、いわばテッパンネタで、
BOOK☆WALKER新書・実用書部門で、ランクインしている。
よかったら、よろしく。





意中のカレを絶対落とす!小悪魔メールフレーズ105




大人なら! 10歳年下は焼肉屋で落としなさい

コメント(0)| Track back(0) | 2012-03-18 13:15:56

チューリング・パターン

『デザインの骨格』山中俊治著を読む。
プロダクトデザインの第一人者。
仕事の関連本のつもりで読み出したら、
プロダクトデザイン+α、得るものがあった。
特に、チューリング・パターン。

「チューリング・パターンという生物の体の模様の古典的な
数学シミュレーションがあります」

「まあ素人なりの理解で乱暴に説明すると、お互いに反応をおさえたり
強くしたりする影響力を持つ二つの化学反応が同時に広がって行くときに、
その広がりに周囲的なムラができるというものです」

「その影響の度合いをうまく調整すると、ヒョウ柄やシマウマ柄、熱帯魚の
模様などの様々なパターンが現れます」

チューリング・パターンは、チューリングの悲運な自死以降
埋もれたままになっていたそうだが、

「1995年に名古屋大学大学院理学研究科教授の近藤滋さんが、熱帯魚の体表パターンが
チューリングの提唱した原理で形成されていくことを実験で確認して、
状況が一変します」

「例えば生物の体に良く現れる繰り返しのパターン、体節や脊椎などのリズムも、
こうした化学反応の波がきっかけになって生まれのではないかと」

「これは、生物のデザインにおいては皮膚の模様も骨格構造も同じ原理で
作られているということを示唆します。
構造設計と表面処理を別々に考えてしまいがちなデザイナーから見ると、
いつもながら自然界の統一的な創造原理ってすごいですね」

鳥肌が立つ。自然、万物の法則性、みたいな。
誰が創り給うた。神が。
おいおい、それはインテリジェント・デザインじゃないかい。

てなことで、早速類書の『かたち 自然が創り出す美しいパターン』
フィリップ・ボール著を読み出す。
3部作の装丁がびゅーちふる。

話を戻すと、
作者は、スポーツ漫画を描く漫画家になりたかったそうで、
この本にも小林繁の投球シーンのイメージスケッチが紹介されているが、うまい。
さらにサービスで巻末には、SF漫画が。
あたりまえだけど、メカがめちゃカッコいい。
プロダクトデザイナーだから、メカもちゃんと3Dというか
整合性が取れてないと許せないんだろうな。

慶応SFCでも教えているそうだが、
きちんとアート教育を受けた学生よりも、
作者のゼミではじめといっていいくらいデザインに携わった学生の方が、
ある日、突然、うまくなる、才能が開花するとか。
わかるような気がする。

作者のブログ。
山中俊治の「デザインの骨格」



コメント(0)| Track back(0) | 2012-03-17 10:30:06

カッカ

ネットで注文した商品、代引きで届く。
箱を開けたら、サイズ違い。
完全にこちらのミスでフリーダイヤルに電話する。
部署が違うと、ケンもほろろ。
その部署にかかったら、ネット部門は別の番号とかで、
あやうくキレそうになる。
だったらフリーダイヤルじゃなくて、
はなから、ダイヤルインを明記しておけばいい。
たらい回しにするのは、以前は役所などが得意だったが、
最近は改善されて、たぶん民営化かなんかか。
ダメなのは、概して企業のほうだ。
たかが5000円程度の消耗品だし。
電話に出た人は、バカ丁寧な人で
カッカしていた頭も、次第に冷えてくる。
あと、音声メッセージで「通話が録音されている」と伝えるのは、
クレーマー対策なのか。
さほど、抑止力があるとは思えないが。
「個人情報保護で録音するな」とかいう人も中には、いるだろう。
その対応はきちんと電話対応問答集に策定されているのだろうか。

例年、花粉症のこの時期は、仕事が思うように、はかどらなくて困る。
(と、いうことにしておこう)


コメント(0)| Track back(0) | 2012-03-15 15:53:53

セキュリティ基本のキ

2月に取材したセキュリティプロデューサー新倉茂彦氏へのインタビュー
2回シリーズの前編がアップされていた。
偶然だが、ぼくも新倉氏も情報セキュリティブログには縁がある。
「セキュリティ基本のキ(前編)〜 秋葉原ボーイがセキュリティプロデューサーになるまで」
日立ソリューションズの情報セキュリティブログ


カレーうどん、喰ってから
2階の娘のパソコンを無線LAN化。
簡単というふれこみで決めた無線LAN親機だが、
案の定、そんなに簡単ではなかった。
親機の心、子機知らず。

『デザインの骨格』山中俊治著を読む。
仕事関連本で借りたのだが、面白い。
チューリング・パターンか。知らなんだ。


コメント(0)| Track back(0) | 2012-03-12 16:03:46

反ラノベ
『ピース・オブ・ケーキとトゥワイス・トールド・テールズ』金井美恵子著のレビュー。

読み終えてから、はじめて作者の処女作『愛の生活』を
文庫本で読んだときの感慨を思い出した。
改めてネットで作者のプロフィールを読んでみたら、
19歳のときに『愛の生活』でデビューだそうだ。
じゃあ、書いていたのは18歳くらいの頃か。
共感とか女子高生の等身大とか、そんなんじゃなくて。
日本語によるヌーヴォーロマン。退屈じゃないヌーヴォーロマン。
恐るべき文学少女だ。

この小説も、いつものように、ページをめくると、
改行がほとんどなく、しかもフレーズが長い。
アナウンサーが朗読したら、窒息しそうなほどに。
漢字、しかも難しい漢字が多く、件の小説のスタイルに馴染んだ読み手には
極めてとっつきにくいかもしれない。
どうする。簡単なこと。ゆっくりと読めばいい。幸い、短篇連作だから、ちょうどいい。
ゆっくり味わうように読めば、次第にこの世界に浸ることができる。

この本の断片が触媒となって過去のことが甦ったり、新たなことを想起させてくれる。

主人公の母親の洋裁室。生地やミシン、裁縫道具などの細やかな描写は、
中学時代ぼくが夏期講習や冬季講習に通っていた塾を思い出す。
そこは、ふだんは小さな町の洋裁学校、ドレメだった。
すると、目抜き通りの映画館の入口にあったパン屋の同級生の女の子から
文藝同人誌の誘いを受けたことが、
記憶の底から浮上した。恥ずかしくて断ったけど。

絶版になっていた、ロブ・グリエの『消しゴム』を神田神保町の古書店で見つけた。
二階のガラス戸の書棚に鎮座ましていたが、
ビンボー学生には、手が出にくい値段だった。
同じクラスの江古田君(仮名)が、
秋吉久美子がナタリー・サロートのファンだと教えてくれたことも…。
ビュト−ルの『時間割』やソレルスの『ドラマ』にはシビれた。

久々に日本語の持つ豊穣さ、小説の醍醐味を愉しんだ。
ひょっとして新たな境地へと作者は入ったのかもしれない。
あ、これ上から目線ではありません。


コメント(0)| Track back(0) | 2012-03-11 13:44:30

読む快楽・書く快楽


金井美恵子×朝吹真理子 読む快楽(よろこび)・書く快楽(おののき)

偶然、発見。
生金井美恵子だ。
貼り付けておいて、あとで読もう。


コメント(0)| Track back(0) | 2012-03-08 14:08:47

花粉症

温かい日、でも、すぐに寒くなるとか。
『太陽と北風』の旅人のように蹂躙される。
眼がかゆく、くしゃみも出る。

『死んでも何も残さない』中原昌也著を読む。
正しくは、語りおろしの自伝だから、著じゃなくて、談か。
本来なら小説で出すネタなんだけど、
本人が書きたくないらしく、語らせた。
住まいは東京・青山、親はイラストレーターという家庭に生まれ育つ。
サラリーマンの家庭とは、ひと味違ったエキセントリックな家だったようだ。
乱暴にいえば、二世タレントみたいなものだろう。
和田誠の子どもはロックミュージシャンになったが。
ご多分に漏れず、早熟っちゃー早熟。
ぼくが大学生の頃、東京12chでオンエアしていた『モンティ・パイソン』に
染まるとは。
ノイズ音楽、アートそして小説。
もう小説は書かないのだろうか。
ウィトゲンシュタインは
「語りえぬものについては、沈黙しなければならない」
と言う。
兼好法師は『徒然草』で
「物言わぬは腹ふくるるわざなり」
と言う。
さて、どっちだ。

コメント(0)| Track back(0) | 2012-03-07 17:19:51

分け合ってやすい

先日、『シェア <共有>からビジネスを生み出す新戦略』
レイチェル・ボッツマン/ルー・ロジャース著の感想をエントリーしたが、
なら、日本はどーよ。ってなわけで
『これからの日本のために「シェア」の話をしよう』三浦展著を読む。
ぼく的には作者の書いたものの中ではピカイチ。
「シェア」に関してもやもやしていたものを、
明確に整理整頓、仕分けしてくれる。
以下、引用と感想。

「地域社会、企業、家族がすべて弱体化した現在、また新しいコミュニティが
求められている。シェアは、そのコミュニティづくりのひとつであると言える」

シェアハウスが空間のシェアなら、マインドシェアだと宗教的なものになるのか。
ファンサイトとか。

「「私腹」から「福祉」へ、「個福」から「公福」へ」

マーケターならお得意の造語。企画書に使えるかも。
公共ってのがわかりづらいなら、いっそのこと「公福」にすればいい。

「会社を辞めて独立してやっていくのは実際大変である。だから、単にある調査を
請け負ってギャラをもらうという仕事の仕方ではなく、半年間
とか一年間だけだが、正社員としてあるいは契約社員として雇用されて、その期間は
安定して働き、毎月の給料として安定した所得を得るという働き方もあってよい」
「こういう働き方をアメリカではインディペンデント・コトラクターと呼ぶ」


派遣社員だと、派遣会社が介在してピンハネされるが、
直契約だとお互いにいいだろう。
作品契約だと、仕事があって大変忙しいが、
入金されるのが半年後というのは、辛いし。


「個人としてのプライバシーもありながら、人と会いたい時は会える、
そういうゆるやかなつながり、「つながりたいが、しばられたくない」関係を
満たすシェアハウスは、これまでの共同体とは違う」
「共異体」である

「つながりたいが、しばられたくない」
ゆるやかな紐帯ってヤツ。
若い年代ほど、この意識は強いだろう。


「これまでの日本人は新築や新車への信仰が強かったけど、
変わってきていますしね。ただ、そうなると今まで新しい商品を
供給することで大きくなってきた会社が困る」
(株式会社メックecoライフ 取締役社長 平生進一)

従来の不動産広告の手法が効かなくなるってことか。
タレントを使ったり、外国の一等地のイメージを拝借するといった…
ま、広告全般にいえるけど。

「シェアできるストックを、みんな少しづつ持つようになってきたんですね。
日本は戦後ずっと、フローの豊かさを追求してきたけど、今、ストック社型会に
移行しつつある。建物もそうだし、人の知識や経験も、寄付講義などでシェアできる。
歳をとってくると、自分の経験を伝えておきたくなるかも」

よくいわれるフローからストックへ。
経済が停滞し、明るい未来がウソくさく見えるこの国だけど、
成熟と見たら、どうなんだろう。
年寄りの自慢話、手柄話は耳に栓だ。

「わけあって安い」。これは無印良品の立ち上げ時のキャッチコピーだが、
それをアレンジしてみると、シェアは「分け合ってやすい」。
分け合えば、安くつくし、生き易い、暮らし易い。

コメント(0)| Track back(0) | 2012-03-05 14:01:47

フォト・コラージュ


『これからの日本のために「シェア」の話をしよう』三浦展著を読んだ。
『ピース・オブ・ケーキとトゥワイス・トールド・テールズ』金井美恵子著を読む。
濃密な金井ワールドの復活。
カバーと扉におしゃれなフォト・コラージュ。
姉上の作かと思ったら、岡上淑子という人のもの。
ネットで検索したら、ほほお〜という経歴。
プロフィールは、こちら。
http://www.osk.3web.ne.jp/~ayay/artists/okanoue_toshiko/index.html
書影でどこまで素晴らしさがわかるか。
で、勝手に画像をコピペする。

大昔、コラージュの真似事をしたことがあった。
それからマティスのパクリで切り絵、貼り絵に凝ったこともある。
イラストレーションのコンペに準入選したこともある。
友人の親が購入したマンションに
友人と同居、じゃなかった、ルームシェアしているとき、
切り貼りしていたら「山下清か」といわれた。
ガクッとはしたが、あんなにうまくはないし。
即興、偶然でおもろい絵になる。
下絵どおりじゃつまらない。

一昨日、Web掲載の取材修正原稿を送る。
昨日、やっとこさ、対談原稿を送る。
今朝、久々にもらった新聞広告の原稿を送る。



コメント(0)| Track back(0) | 2012-03-02 14:33:57

知らなかった、2つのこと

まったく知らなかったんだけど、最近の大学の入学式って
学生はスーツ、就活スーツなんだとか。
どおりで洋服屋チェーンからのDMが多かったんだ。
妻の友人のお嬢さんは美大に通っているのだが、
美大も入学式はスーツだそうで、へえ〜としかいいようがない。
なんか保守的というのか、目立っちゃいけない横並びの思想が
蔓延しているんだ。
小さい頃からお受験、塾、センター試験など複雑怪奇な入試システム
−ぼくにはそう見える−、
入学したらまもなく就活、山のようなエントリーシート、
試験、面接、挙句の果てに正社員になるのは困難とか。
ほんとは漁師になりたいのに猟師になってしまう。

もう一つが、入学前に友だちをFacebookなどSNSでつくれば、
出遅れない、リア充の大学生活を送れるそうだ。
こりゃまた、へえ〜としかいいようがない。
毎日がオフ会。
ケチをつける気は毛頭ないけど、
予期せぬ出会いとか、そういうのはどうなんだろ。
どんな変なヤツがいるのか。似た趣味のヤツがいるのか。
好みの異性はいるのか。つきあえるのか。
ハプニングがなきゃ。と、オッサンは思う。

『ウィリアム・モリス通信』小野ニ郎著・川端康雄編を読む。
素敵なコンピブックだ。
昔読んだのもあるはずだが、すっかり忘れていて、堪能する。
ああぼくもヴィクトリア・アンド・アルバート博物館に
日参してウィリアム・モリスの「壁紙デザインの全見本」を見たいものだ。
バブルの終わり頃、駆け足で見ただけだから。
博物館の近所のビジネスホテルに投宿して。
パブで一杯エールでもひっかけたら、
ジェラード・ストリートの中華街へ繰り出す。と妄想。
図書館で『小野二郎著作集』を借りようかな。
どうも最近この手の教養滋味豊かなものがなくなってきている気がする。
ちなみに小野二郎は晶文社の創設者の一人。
緑のサイのマークの本が好きな人は覚えておこう。

コメント(0)| Track back(0) | 2012-02-29 15:02:59

北欧デザインを知る

『北欧デザインを知る』渡部千春著を読む。
流行の北欧デザインを知るには格好の入門本。
日本だと古くは伊勢丹で扱っていたマリメッコあたりか。
新し物好きではない北欧の人々の暮らしぶりが
著者の実体験を通して書かれている。
つつましやかだが貧しくはなく、
これからの日本人の暮らし方のヒントになるだろう。
北欧というと高納税・高福祉。
いっとき高い税負担が勤労意欲をそいでいるとかいわれていたが、
実際はどうなのだろう。
この政策は人口が少ないから可能だとも
いわれていたような気もするが、どうなのだろう。
ええとわが家で北欧デザインとさがしてみたら、
アラビアのムーミンマグカップと
アスプルンドの籐椅子があった。
北欧デザインはかつてブームを巻き起こし、
ポストモダン期には人気がなくなり、再び脚光を浴びる。
北欧デザインにはいい迷惑だろう。

目からウロコだったのは
「サステナビリティ」を「作り続ける、売り続ける、使い続ける」と
解釈していること。
変えない、変わらない、定番、安くはない。
だけど長く使えてアキが来ないからおトク。ってことか。
ぼくなら「サステナビリティ」を
「生きるに値する生活、人生」と意訳しちゃうが。
北欧というとぼくら中高年世代が真っ先に連想するのが、
白夜とフリーセックスなのだが。
スウェーデンポルノもあるか。
冗談はさておき、少し前まではグローバリズムがのしていた。
世界のどの国でも同じものを作る。手に入る。
じゃなくて、北欧というローカリズムから生まれるデザイン。
イケアはどーなのと意地悪な質問をするあなた。
ノックダウンは不器用なぼくには、ダメなのよ。

コメント(0)| Track back(0) | 2012-02-27 15:13:47